こんにちは、たか(@takadayV1)です。
みなさん、TOEICスコアがなかなか上がらなくてお悩みではないでしょうか?
問題集を音読したり、単語帳を眺めたり、英字新聞を読んだり、洋画を見たり、などいろいろな方法を試されているかと思います。
ただ、どの方法もTOEICスコアアップには繋がりますが、遠回りをされていてもったいないと感じます。
私は、TOEICスコアを最短で上げるためには、公式問題集を徹底的に活用すべきと考えています。
なぜ、TOEIC公式問題集がいいかというと、TOEIC運営者のETSが本番のテスト問題を作るのと同じ方法で公式問題集を作っているからです。
そのため、公式問題集は本番の問題の集まりと言ってもよく、やり込むことでスコアを効率的に上げることができます。
(同様に、大学受験においても過去問をやりこむことが合格の秘訣です。)
TOEICの点数を最短で上げるためには、このTOEIC公式問題集を学習の土台にしないといけません。
私がTOEIC960を取得できた最大の理由の1つに、公式問題集を徹底的に活用したことがあります。(TOEICに出る英単語と発音を徹底的に暗記したことも大きな理由です。)
今回は、リーディング問題への取り組み方の方法(Part5〜7)を書かせていただきます。
900点以上を目指されている方にとって、ぜひ読んでいただきたい記事です。
※なお、この学習法は模試問題集でも同様に活用できます。
公式問題集の取り組み方(リーディング編)
Part5からPart7まで時間を測って解く
まずは本番と同様の制限時間(75分間)で、Part5からPart7まで順番に解きます。
解答用紙は付属のものを使うか、コピーして使いましょう。
おすすめの時間配分は、以下の通りです。
Part5:10分
Part6:10分
Part7:55分
全ての問題を制限時間内に解くためには、Part5、Part6はそれぞれ10分間という短時間で解く必要があります。
最初は時間が足りないかと思います。
しかし、10分経った場合、強制的に次のPartに移動するようにしてください。
理由は、Part7の最後まで時間内に到達するためです。
ここで1点注意です。
TOEICはスピード勝負のため、時間に対しては練習段階から厳しく管理しないといけません。
「練習だから全部解答してから答え合わせしよう。」だと甘えが出ています。
時間があれば解けた問題ももちろんあるかもしれませんが、本番では不正解として扱われます。
残った問題については、答え合わせをして、参考スコアを出した後で再度解くようにしましょう。
また、問題集を何度も活用できるように、問題集には解答を直接書き込まないことをおすすめします。
答え合わせの方法(Part7)
75分間集中して解くと、終わったあとは開放感に包まれるかもしれません。
一旦休憩した後、引き続き解答を見ながら答え合わせをしましょう。
ここで重量なのが、○×をつけて終わりにしないことです。
スコアを計算して一喜一憂しても意味はありません。
必ず解説ページも見るようにしてください。
問題を解くことは、復習のための事前準備に過ぎません。
自分が理解しているか、理解していないかを仕分ける作業と言ってもいいです。
答え合わせから勉強が始まります。
(私の場合、苦手なPart7からPart5へ順番に答え合わせしていきます。)
答え合わせの際のポイントは以下になります。
公式問題集の別冊「解答・解説」に出てくる全ての英単語、熟語、文法を理解する。長文も選択肢も、解説に出てくる英単語も全て。
タイトルにも書かせていただきましたが、文字通り公式問題集を舐めつくします。
具体的な手順をご紹介します。
①Word&Phrasesで英単語の意味を確認。
「Words&Phrases」には長文に出てくる重要な英単語が書かれています。
まず、英語の意味が言えるかチェックします。(漠然と眺めないようにしましょう)
不明な単語があれば、ググって調べます。個人的にはオンライン辞書サービスのWeblioがおすすめです。
同様に「Expressions」の例文も理解します。
②長文と日本語訳を見比べながら、長文の内容を理解する。
次に、長文と日本語訳を照らし合わせながら、1文ずつ英文の意味を確認していきます。
理解できていなかった単語や表現があれば、アンダーラインを引いておきます。
これは、後で復習する際、アンダーラインの箇所を集中して復習するためです。
どうしても理解できない英文があれば飛ばしましょう。
今後、英単語や文法を十分に学習すれば、自然と読めるようになっています。
③最終チェックとして、長文を最初から最後まで一読する。
全ての英文を確認し終えたら、最終確認として長文の最初から最後まで一読します。
ここで重要なのが、一読して理解することです。
何回も読み直して理解できたとしても、本番で時間が足りなくなります。
詰まらずにスラスラ読めるようにしましょう。
極端な話、1箇所でもつまるところがあれば、その長文は読めてないものとして扱っていいかと思います。
④次に問題文と解説を1問ずつ見ていく。
不正解だった問題に対して、以下の4点を意識しながら答え合わせをします。
①問題文、選択肢を見て、不明な英単語がないか確認する。
(当たり前のことではありますが、問題文や選択肢の内容を正確に理解していることで、初めて正答を選べます。)
②長文のどこを見れば正解できたのか、解説で確認する。
正答の根拠は必ず長文中のどこかに書かれています。
③なぜ誤った選択肢を選んだのか理由を確認する。
時間不足?長文を誤って読んだ?誤った根拠で選択肢を選んだ?など。
④出題者がどのようにして間違いを発生させようとしているか考える。
問題作成者の意図を推測することは、TOEIC慣れを作るために重要です。一段高いレベルで問題を解けるようになります。)
次に、正解した問題についても確認を行います。
①問題文、選択肢の内容を100%理解できていたか?
②消去法でかろうじて正解していないか?
(なるべく消去法で解かない方がいいです。時間を浪費します。)
③この選択肢で絶対に合っているという確信を持てていたか?
「正解したのだから復習しなくてもいいのでは?不正解の問題だけ見直した方が効率的では?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、正解だった問題に対しても、
・より速く解答すること
・より確実に正解すること(100%自信を持って解答すること)
を実践することが高得点を取るために重要です。
安定して高得点を取るためにも、正解だった問題も徹底的に見直しましょう。
Part5、Part6も同様に復習する。
Part5、Part6に対しても、先ほどと同様に解説冊子の隅々まで読み込んでいきましょう。
特にPart5の文法問題は、速く解くために読み飛ばした選択肢が多いかと思います。
面倒ではありますが、選択肢についても1つずつ日本語訳と照らし合わせましょう。
(蛇足ですが、Part5の難しい問題に対して悩んで解いても、不正解となることが多いかと思います。Part5では、迷ったら直感にしたがってマークして、すぐに次の問いに進むようにしましょう。)
「舐め尽くす方法」は効果抜群だが時間がかかる。部分的に攻略するのもおすすめ。
この公式問題集を舐め尽くす方法ですが、効果は抜群です。
本番と同形式の公式問題集を徹底的に使い込むことで、TOEICスコアを最短で上げることができます。
しかし、上記のやり方の欠点として時間がかかることがあります。
特に長文の精読の作業が入っているため、どうしても時間を取られます。
まとまった時間の取れない方もいるかもしれません。
その場合は、部分的に攻略することをお勧めします。
例えば、Part5を解き終わったら、その時点ですぐ答え合わせ。
Part7では、6ページ解いたらその都度答え合わせ、などです。
公式問題集の難易度が高いと感じられている方にもお勧めの方法です。
翌日以降、復習を徹底的に行う。
公式問題集を1回解いて答え合わせをしただけだと、多くの場合忘れてしまいます。
必ず翌日以降も復習を行ってください。
復習のやり方ですが、別冊「解答・解説」のみを使用します。
ポイントは1つです。
詰まった箇所があれば、再度調べましょう。
なかなか時間が取れない方は、一番最初に引いたアンダーラインの箇所だけでも集中的に見直されるといいです。
すでに解いた問題を復習するのは退屈ですが、確実にTOEIC力の強化に繋がります。
特に机に向かわなくても、ベットに寝転がりながら読み物として復習するのもありだと思います。
まとめ
今回、TOEIC公式問題集を使い込む勉強法(リーディング編)をご紹介しました。
時間はかかる方法ではありますが、私が960点を取得できた大きな理由だと考えています。
ぜひ皆さんも試してみてください。
リスニング編の方も、追って記事を書かせていただきます。
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