こんにちは、たか(@takadayV1)です。
この記事では、私がTOEICを400から960までスコアアップできた理由や、高得点を取るために読者の方に押さえておいていただきたいことを全てまとめています。
位置付けとしては、まとめ記事です。
詳細に解説にすべきだと考えた箇所は、個別記事としてリンクを張っていますので、ぜひそちらもご覧ください。
TOEIC900以上を目指されている方に有益な記事となっている自信がありますので、ぜひご覧ください。
本記事の対象読者
本記事は「現在TOEICが400点台でこれから900点突破を目指される方」を想定して書かせていただきました。
高校卒業までに学ぶ英文法、英単語力はすでに持たれていることを前提としています。
TOEICで900以上取るためにまず押さえておくこと
まず、高得点を取るために前提として知っておいたいただきたいことがあります。
英単語暗記が最も重要
TOEICのスコアアップで最も重要なのが、英単語暗記です。
TOEIC学習の全てがこの一文で表されると考えています。
TOEICのスコアアップで何が一番大事ですか?と聞かれたら、迷わず「英単語暗記です」と答えます。
発音を正確に覚え、TOEIC学習を効率的に進める。
自分が発音できる音は聞き取ることができます。
逆に言うと、正確に発音できない英単語は聞き取ることができません。
私はTOEIC800点台の頃にこの事実に気づきました。(かなり遅かったですが。)
TOEIC学習の初期段階でこれを徹底することで、後から発音を学び直すという二度手間を省くことができます。
多くの方は英単語帳を使う時に、「英単語を見た後、日本語訳を確認して終わり」にしているかもしれません。
その方法だといけません。
発音記号とCD音声の両方を使い、発音も同じタイミングでマスターするようにしましょう。
発音記号を学習する本としては、「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」がおすすめです。
私が800点台後半でスコアが伸び悩んでいたとき、この本で発音記号を一つずつ理解していきました。
結果として、リスニングの聞き取れる範囲が広がり、一気に885点から960点を取得することができました。
発音確認と英単語暗記はセットで行いましょう。
文法は高校レベルがマスターできていれば特に対策不要。公式問題集でひたすら慣れるのみでOK。
文法は高校レベルの文法まで理解できていれば、TOEIC用に文法の問題集を買ったりする必要はないかと思います。
TOEICでは基本的な文法を押さえた後は、公式問題集をやり込みましょう。
長文は公式問題集をやりこむことで慣れを作る。
長文を解くためには、文法の土台がしっかりできていること、十分な英単語力があることが必要です。
その上で長文を解けるようになるコツは、TOEIC固有の長文問題に慣れること。
具体的には、何度も公式問題集を解くことです。
なんども解いていると、長文のどこらへんに答えが書かれているか推測できるようになってきます。
この慣れについては、追って記事を書かせていただきます。
リスニングは一文一文を精聴する。
リスニング学習で一番やってはいけないことは、
なんとなくCDで音声を流して聞き流して、勉強した気になったつもりになること。
これは絶対にやらないようにしてください。
私が長年やってしまった失敗経験でもあります。
なんとなく聞き流すぐらいなら聞かない方がよいかと思います。
リスニング学習のコツは、一文一文を丁寧に聞き取ることです。
そのためにはディクテーションが効果的です。
ディクテーションとは英語を聞こえたまま紙に書き出すことです。
実際にやってみると、発音、リエゾン、英単語力不足などでいかに正しく聞き取れていないか分かります。
100%聞き取れるようになるまで、発音記号を見直したり、自分で音読してみたり、英単語を調べたりしましょう。
そうして、一文一文を確実に自分の物にしていく。
地道でいやになる作業ですが、その代わり効果は抜群です。
TOEIC900点以上取るための心構え(マインド編)
精神論にはなってしまいますが、TOEICで高得点を取るためには心の持ち方も大事になってきます。マインドの正しい持ち方をご紹介します。
なぜあなたはTOEICの勉強をするのか?明確な目的を持つ。
TOEICの勉強をしていると、モチベーションが下がってくる時があります。
「あー、TOEICの勉強飽きたなー」
「勉強したのにスコア下がった。もうやってられない。。」というように。
そんな時には、あなたはなぜTOEICを学習するのか目的を振り返ってみましょう。
例えば、以下のような目的かもしれません。
・仕事の昇進で必要
・将来外資系企業で働きたい
・外国人とコミュニケーションを取りたい
明確な目的意識を持ち続ける限り、学習を継続することができます。
なんとなくTOEIC800ぐらいは取っておきたいなー。ぐらいの気持ちだと続きません。
私の場合、
「将来グローバルに活躍するため、就活を有利に進めるため、TOEIC900を絶対に取る!」という気持ちを常に持ち続けました。
その気持ちがあったからこそ、スコアが下がってもやる気がなくなってもTOEIC学習を継続でき、結果的に900点を超えることができました。
英語学習は継続が全て
TOEICで900以上取るためには、学習を継続することが必要です。
スコアが伸びなくなったり、やる気がなくなってして学習をやめてしまうと、そこで英語力がストップしてしまいます。
どれだけやる気が出ない日でも何かしら英語に触れることで、英語学習をストップさせないようにする必要があります。
英語のモチベーションを保つ方法については、以下の記事をぜひご覧ください。
【経験談】もうTOEIC飽きた!モチベーションを回復する方法12選
正しい方向で継続をする
継続以外にもう1つ大切なことがあります。
それは、正しい方向で努力すること。
せっかく努力をしても、誤った方向の努力では報われません。
例えば、英単語暗記のために単語カードを作ったり、ただ音読すればいいと思って盲目的に音読だけやっていたりと。
一番効果的なのは、既に成果を出している先人に習うことです。
TOEICは正しい方向で、かつ量をこなせば必ず点数は増加していきます。
正しい方向を理解するためには、英語勉強法の本やサイトを読むことが効果的です。
1点注意しなければいけないのでは、勉強法を学ぶだけではスコアは上がらないことです。
常に勉強を主体として行い、勉強法は気分転換に見るぐらいに留めましょう。
勉強法マニアになっても成果は出ません。
英語の学習環境を作ることで、継続して英語に触れるようにする。
私が実践していた継続のコツの1つに英語学習環境を作ることがあります。
具体的にご紹介します。
①風呂でリフレッシュしながら勉強
高校、大学の頃は毎日1時間、風呂蓋の上に参考書や単語帳を置いて勉強していました。
長風呂でリフレッシュできるし、風呂場にはテレビやゲームなどの誘惑がないので集中できます。一石二鳥です。
ずっと継続していると、歯を磨くのと同じように風呂場では毎日勉強する習慣がつきました。
やる気が出ない日も、この方法だと必ず1時間は勉強できました。
(湯気で本が湿るのが難点でしたが。)
風呂でやる作業としては、英単語暗記がおすすめです。
熱い風呂に入っていると、長文やリスニングを行うのは難しいからです。
②移動中は常にリスニング
移動時間を有効活用するため、外出中は常にイヤホンをつけリスニングをしていました。
教材としては、英単語の教材を主に使っていました。
移動中は集中力が途切れ易いため、長文のリスニング教材は不向きです。
ただ、音声に気を取られ、他の人にぶつかるといけないため、片耳専用のイヤホンをつけていました。
また、人がいない場所では、シャドーイングをして一人で呟くようにしていました。
③日常生活で目にする物を英語で言えるようにする。
普段の生活の中で、分からない英単語が出てきたらすぐに調べる癖をつけていました。
例えば、道を歩いていて電柱を見たとします。
「電柱って英語でなんて言うんだろう?分かないから調べよう!」
という感じです。
スマホのGoogleで英単語を検索することが多かったのですが、ある時から以下のJishokunというアプリを使うようになりました。
英単語をすぐに調べられるので、皆さんもぜひ使ってみてください。
④携帯の設定言語を英語に変更。
スマホを持たれている方は、今すぐ設定言語を英語に変更しましょう。
設定画面やアプリの中身が英語表示に切り替わります。
毎日使うものを英語表示にすることで、日常的に英語に触れることができます。
※操作がわからなくなれば、また日本語表示に戻すのもありです。
友達がスマホを見たときに「おお、英語表示なんてすごい!」と言ってもらえるメリットもあります。
また、IEやGoogle Chromeの言語設定も英語に変えておきましょう。
調べ物をするときにも英語で検索できるようになれば完璧です。
⑤スキマ時間が少しでもあればスマホを開いて勉強
日々の生活の中には、たくさんのスキマ時間が溢れています。
横断歩道で信号が青になるのを待っている間、電車が到着するまでの待ち時間、エスカレータで昇っている間、テレビのCMの時間、飲食店で食事が出てくるまでの時間…
こうした時間をかき集めていけば、大きな勉強時間になります。
私の場合、スキマ時間には英語のニュースサイト(SmartNews)を見たり、英単語アプリで学習をしていました。
また、ポケットに入れるのではなく、できるだけ片手にスマホを持って、いつでも開けるようにしていました。
多くの人はスキマ時間では、ぼーっとしたり、スマホをいじったりしているだけなので、こうしたところで努力を積み重ねれば大きな差になります。
復習を最優先でこなす。解いただけでは意味がない。
TOEIC学習では、復習が大事です。
問題集を解いたことで満足して放置してはいけません。
解いただけでは何も英語力向上に繋がっていません。
後で何度も繰り返して復習することが必要です。
TOEIC公式問題集をたくさん解いて慣れを作る。
TOEICは試験である以上、TOEICの特性というものがあります。
例えば、公式問題集を何度も解いてTOEICに慣れてくると、長文を読んでいる時に、「ここらへんに答えが書いてあるだろう」「これは引っ掛けだな」「この英単語の意味を理解しているか試しているんだな」など分かってきます。
純粋な英語力の向上には繋がりませんが、点数アップのためには慣れは必要です。
公式問題集をTOEIC学習の中心にそえる。
TOEIC900を最短で取りたい場合、TOEIC公式問題集を中心に英語学習を組み立ててください。
問題冊子、解答の中に出てくる全ての英語表現をマスターすべきです。
公式問題集への具体的な取り組み方について、以下の記事をぜひご覧ください。
【必読】TOEIC公式問題集を舐め尽くして900点以上取る【リーディング編】
TOEICで900以上取るための方法(細かいテクニック)
英英辞書を使う。日本語を見ないようにする。
英単語の意味を調べる時は、可能な限り英英辞書を使うようにしましょう。
TOEICはスピード勝負です。日本語に変換する時間はありません。
英語を英語のまま理解できる力は、本番で大きな力になります。
訳が理解できなかったら、分かるまでさらに調べていきます。
※ここでの英英辞書はWeblioのようなオンラインでの英語辞書です。個人的に、紙の辞書は効率が悪いと思います。
TOEIC試験中にやること
①リスニング中は解答用紙にマークせず、問題用紙にマークする。リスニング終了後に解答用紙に記入。
これにより、マークする時間を節約でき次の問題文を先読みできます。
リスニングは1回しか再生されないため、リスニングにおいて事前情報があるかないかは非常に大きなポイントです。
リーディングの解答時間が減りますが、慣れれば数分で一気にマークできます。
私は全ての試験で行っていました。
②芯が太い鉛筆を使う。
シャーペンではなく、芯の太い鉛筆を使いマーク時間を短縮しましょう。先が細いと何度も塗る必要があるため、意外に時間をロスします。
取り組む参考書は絞る。参考書オタクになってはいけない。
一番効果の出る参考書を求めて、参考書探しの旅に出られる方がよくいます。
英語勉強法のサイトを見ておすすめされている本を買ってみたり、本屋で大量に参考書を買ってみたりなどです。
そうして手当たり次第に複数の本に取り組んでいると、効果が出ません。(私の大学受験時代の反省でもあります。)
どの本も中途半端に取り組むことになるので、達成感も得られません。
英語学習は繰り返しが大事なので、少数の本をいかに繰り返して取り組むかにかかっています。
ある程度多くの受験生に使われている本であれば、内容に大差ありません。
一度参考書を決めたら、少なくともその本に書かれていることの8割は吸収した上で他の本に取り組むべきです。
TOEIC960を取得することで得られるもの
①英語基礎力が身につく。
ネットで調べ物をする際、英語で調べることができるようになり、情報収集の幅が広がります。
Youtube、ニュース、洋書などを楽しめます。(聞き取れない単語や、知らない単語もまだ多々ありますが)
②TOEICスコアが高いと「努力できる人」という評価をもらえる。
高いTOEICスコアは就活にいい影響を与えます。私は、就活時点では890点を取得していましたが、面接で褒められました。現在の学校教育では全ての人が英語を学ぶ必要があります。大半の日本人は帰国子女ではありません。そのため、どれだけ英語学習が大変か身をもって理解しています。面接官も同様です。「低スコアから高スコアに伸ばした」=「努力を継続できる人」という良い印象を面接で与えることができます。
また、入社後もメリットがあります。私の場合、入社段階で960点を取得していた&留学経験なしだったため、「英語のできる人」「努力してきた人」という評価を周囲の人からもらえました(普段一言も英語を話さないですが)。どれだけバカなことを言っても、良い意味でギャップとして見てもらえます。また、英語キャラという位置づけで、先輩からお客様に「こいつ英語できるんですよ」とアピールしてもらえることもありました。
さらに、私の会社では、幹部社員になるためにはTOEIC500点以上が必要です。新人は600点取得が必要です。スコアが満たない場合は、満たすまでTOEIC研修が強制されます。また、海外研修を希望する際も一定以上のTOEICスコアが求められます。このように、会社全体がTOEICを重視しています。
③試行錯誤しながらスコアアップすることで、自分に自信がつく
TOEICのスコアアップは大変です。
成果を出すためには地道な積み重ねが必要だからです。
なぜ、書店にTOEIC教材が溢れているかというと、TOEICのスコアアップが難しいからです。
実際、途中で英語学習のやる気がなくなったりしてTOEICを諦める人もいます。
だからこそ、試行錯誤しながら取り組み、結果を出せた時は自分に自信がつきます。
※試行錯誤に関してですが、問題を解くたびに「なぜこの問題を間違えたのか」「どこの部分が聞き取れなかったのか」など細かく原因分析を行い、次に正解するためにはどうすればいいか考え流ようにしていました。
TOEIC以外の新しい分野のことに挑戦する時にも
と考えることができます。
自分に自信をつける上でもTOEIC学習はおすすめです。
TOEIC960を取得することで分かった、TEOICのデメリット
①TOEICではスピーキング、ライティングのスキルがつかない。
私はTOEIC960を取得していますが、スピーキングレベルに関しては、中学生レベルのシンプルな表現で英会話できるぐらいです。
これは、TOEICの点数を上げるために英会話学習にそれほど力を入れてこなかったためです。
(TOEFL受験用にレアジョブでレッスンは受けてはいました。)
TOEICでは「話す」「書く」が要求されないため、スキルに偏りが生じます。
TOEICのスコアアップを目標にする前に、「なぜ英語学習をするのか」という目的を考えるべきです。
例えば、将来英語を活用した仕事をしたいのであれば、英会話学習も平行して行ったほうがよいです。
②きれいな発音や言葉のみ聞き取れる。
TOEICのリスニングでは、ネイティブがきれいで聞き取りやすい英語で発声してくれます。
しかし、洋画やテレビなどで聞く英語は、スラングが混じっていたり、発音が聞き取りずらかったり、スピードが早かったりとなかなか聞き取れません。
リアルと試験用の音声は違うことを意識しながら、普段の英語学習に取り組まれた方がいいです。
③ビジネス英語のみ詳しくなってしまう。
TOEICはビジネス上の英語力を測る試験です。
そのため、日常的に使う英単語や表現に不足が出てきます。
例えば、食べ物(野菜、魚)に関する英単語や、食べ物に関する感想の表現などです。
レアジョブで英会話をしているときに、普段食べているような食べ物の表現が全然出てこずにショックを受けたことがあります。
まとめ
今回、私がTOEIC960を取得した経験を元に、TOEIC900以上を取るために押さえておくべきことや知っておいていただきたいことを書かせていただきました。
TOEICで高得点を目指されている方のご参考になれば幸いです。
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